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廃用症候群
廃用症候群とは、過度に安静にすることや活動性が低下したことにより、身体に生じた様々な状態をさします [1]。
廃用症候群には以下のようなものがあります。
- 筋萎縮・・・筋肉がやせおとろえる
- 関節拘縮・・・関節の動きが悪くなる
- 骨萎縮・・・骨がもろくなる
- 心機能低下・・・心拍出量が低下する
- 起立性低血圧・・・急に立ち上がるとふらつく
- 誤嚥性肺炎・・・唾液や食べ物が誤って肺に入り起きる肺炎
- 血栓塞栓症・・・血管に血のかたまりがつまる
- うつ状態・・・精神的に落ち込む
- せん妄・・・軽度の意識混濁のうえに目には見えないものが見えたり、混乱した言葉づかいや行動を行う
- 見当識障害・・・今はいつなのか、場所がどこなのかわからない
- 圧迫性末梢神経障害・・・寝ていることにより神経が圧迫され、麻痺がおきる
- 逆流性食道炎・・・胃から内容物が食道に逆流し、炎症がおきる
- 尿路結石・尿路感染症・・・腎臓、尿管、膀胱に石ができる、細菌による感染がおきる
- 褥瘡(じょくそう)・・・床ずれといわれる皮膚のきず
誤用症候群
誤用症候群とは、医療上とられた措置が誤っていたために生じた病的状態の総称 [2] です。
理学療法では、
- 不適切な関節可動域運動による関節の損傷、異所性骨化
- 杖や松葉杖の誤った使用方法による神経麻痺
- 補装具の不適合による足部の創傷や神経麻痺
- 誤った歩行練習による関節変形の助長
- 物理療法機器の誤った使用による熱傷などの皮膚損傷、その他の傷害
などが挙げられます。
過用症候群
過用症候群とは、過用(使い過ぎ)によって生じる一連の症状。症状には、
- 関節炎
- 筋の過度の使用による炎症、筋の機能障害
- 痛み
- 化骨性筋炎
- 骨折
- 外傷
などが挙げられます [2][3]。
[1] 健康長寿ネット – 高齢者の病気 – 老年症候群 – 廃用症候群 [2] 医学書院 – 理学療法学事典 [3] 障害保健福祉研究情報システム – 協会発ジャーナル – リハビリテーション研究 – 用語の解説 過用(overuse) 老人保健施設Sponsored Links