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チーム医療における理学療法士
リハビリテーションに携わる代表的な職種を示します (図)[1]。理念としてのリハビリテーションを実現するためには、多くの職種の関わりが必要で、それぞれの職種の強みを活かして関わります。
図 リハビリテーションチームの例
歩行などの基本的な動作を獲得するため、理学療法士は中心的な役割を担いますが、理学療法士の役割は歩行などの基本動作以外にも多岐にわたります。リハビリテーションでは、多職種が関わるチームアプローチが重要になります。ここでは、2つの例を紹介します。
「呼吸」が障害された人に対し、医師や看護師が治療や状態確認をするのはもちろんですが、理学療法士は呼吸機能を確認した上で、楽に呼吸できるよう練習したり、日常生活上のアドバイスを行います。診療放射線技師による画像検査や臨床検査技師による呼吸機能検査により得られる情報も重要です。
「食べること」が障害された人に対し、理学療法士は、食べたり飲み込んだりしやすくするため、良い姿勢で座れるように練習したり、車いすを調整したりします。作業療法士は箸を使う練習や利き手交換の練習を行い、言語聴覚士は食物を飲み込む際の口や舌の動きを練習し、管理栄養士は栄養状態を確認し、飲み込みやすい食事を提供します。
[1] チーム医療推進協議会 – 活躍している主なチーム医療 – リハビリテーションチームSponsored Links